静岡県下水道技術研究会は、首都圏外郭放水路を見学
静岡県下水道技術研究会(望月元一会長)は10月24日、埼玉県春日部市上金崎
首都圏外郭放水路「防災地下神殿」見学研修会を実施し研究会会員23名が
参加した。放水路は大落古利根川など中小の河川の洪水を地下に取り込み
地底50m、総延長6.3kmの巨大トンネルを通じて江戸川に放流する
世界最大級地下放水路の(調圧水槽)箇所であることを研修した。
調圧水槽の構造は、長さ177m、高さ18m、幅78mの「防災地下神殿」と呼ばれる
に値する59本のコンクリート柱からなる巨大土木構造物でした。
施設の目的は、トンネルから取り込まれ流れてきた水の勢いを弱め調整する
水槽で、排水ポンプによりスムーズに江戸川に流すための巨大プールの役目
でした。
近年、異常気象により全国各地で河川氾濫災害が発生していますが、
自然災害に対して、この様な巨大インフラシステムにより氾濫災害から、
人命と財産を守るまさに防災・減災・国土強靭化のための役割を持つ
貴重な地下放水路施設の見学研修でした。
見学研修後、我々当研究会技術者が従事する下水道事業やその他関連する土木
建設事業でも、変化する環境に対応するため日々技術の研鑽を行い、変化する
環境に対応して安全安心な社会のための社会貢献して行きたいと感じた。
調圧水槽「防災地下神殿」内にて