静岡県下水道技術研究会(望月元一会長)は10月15日、東京都下水道局
下水道技術実習センター施設(道見誠二センター長)で現場見学研修会を開き、
下水道技術の実習による研鑽に努めた。
望月会長は、「最近、局地的な大雨の発生に伴い下水道管路の水位の異常上昇に
より下水道工事中、作業員の流失事故が発生した。」と前置き「我々の管路更生工
事においてもいつこの様な状況に遭遇しないとも考えられない。下水道技術実習
センターの管路内水中歩行モデル施設による実習研修を経験させて頂き、管路内の
水深、流速別の水中歩行の困難さ、危険性等を理解し、安全な作業方法を研修会
参加者全員で学びたいと述べた。」
当日は、研究会会員の24名が参加。東京都下水道サービス株式会社の道見誠二
センター長が挨拶をした後、技術研修企画担当課長代理の和田様、尾崎様他の研修
講師による座学と実習研修を受講した。
その他研修では、「コンクリート防食工モデルによる腐食現象と実態、腐食
対策。」「人孔モデルを利用した人孔入坑時の安全管理」などについて説明資料を
用いた座学と屋外モデルを活用した実習研修が行われた。